開発チームの構造
技術とプロダクトと組織は相互に関係しています。ここでは、どのような人の集まり=組織が、技術を使ってプロダクトを生み出しているのかの概要を説明します。
こちらの図は2021年時点での組織の構造をおおまかに描写したものです。

Squad

まず、組織にはたくさんの Squad と呼ばれる2-5人程度のチームがあります。Squad は、共通のミッションを達成するための、自律した最小のチーム単位です。Squad には、そのミッションを達成するために必要な、さまざまな技術領域・職能の人が集まっています。ミッションは OKR: Objective and Key Result によってわかりやすくチャレンジングなものとして定義します。
例:Discover Squad, Acquisition Squad, Matching Squad
特にプロダクト開発に関して Squad を活動の基本的な単位とするのは、プロダクトのミッション(目的)に対して共感して動ける文化を重視しているためです。職能を先に置いてしまうとこういった要素が薄くなりがちです。

Chapter

もう一つ重要な単位に Chapter と呼ばれるものがあります。これは、Squad を横断して存在する、共通の技術領域に関心がある人たちの集まりです。技術領域に対して適切な技術戦略を考えたり、共通の課題に取り組んだりします。
例:Mobile Chapter, Frontend Chapter, Data Chapter
例えば、システムを開発していて、自分の Squad では通信に JSON を使っているけれども、隣の Squad では XML を使っている、とかだと新しい Squad に入った時にうまく能力を発揮できませんし、開発した機能間の連携もできません。そのような機会があまりなければ良いですが、Wantedly は人と会社が有機的に価値を生み出す単一のビジネス・プラットフォームであるため、機能間の異動や連携は恒常的にあります。そのため、Chapter という仕組みが存在します。
Squad と Chapter の違いが一点あります。Squad については、素早く動きユーザーに価値を届けることを重視するために原則としてひとつに所属している状態が望ましいです。一方で Chapter についてはあくまで技術的なトピックの切り口であるため、そういった状態を理想としているわけではありません。必要であれば新しい領域にチャレンジするのも良いと思います。
以上が、もっとも基本的な組織の構成要素です。

全体

最後に、より具体的な Squad と Chapter を含む全体について説明します。2021年7月現在、プロダクト領域を三つの Domain という単位で区切って、プロダクト開発を行う Squad は Domain の傘下で動いています。また、プロダクト開発をしやすくするソフトウェア的な基盤を構築・改善する Squad が2つ存在します。例えば Kubernetes のようなシステム基盤はこれらの Squad によって導入・運用をしています。プロダクト開発 Squad と基盤 Squad があることで、生産と生産性を両立することを目指しています。

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最終更新 1mo ago
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